変革期を生き抜く。TSMCショックで変わる教育とキャリア
熊本の教育現場から、変化と挑戦の最前線をお届けします。TSMCの進出を契機に、地域全体で進む教育改革の動き。その現場で見えてきた、人材育成と地域づくりの新しいカタチを探ります。
のりー
2025.02.08
読者限定
こんばんは。のりーです。
今週の週替りテーマは九州NOW。私が暮らす熊本で起きている大きな変化についてお伝えします。TSMCの進出は自ら起こした変化ではありません。いわば予期せぬ変化といえるのではないでしょうか。
「黒船」がどのように地域の教育を変え、そして私たち一人一人の可能性を広げているのか。取材を元に感じたこと、考えたことをシェアします!

✨️九州NOW:変化は不安と可能性を運ぶ
熊本に移り住んで8年。もともと中学・高校の英語教員を目指し、大学では教員養成課程で学んでいた私は、今、一人の親として教育現場の現実を目の当たりにしている。自分の子どもを通じて「人を育てる」という領域に再び強い関心を持つようになった。
1人1台のパソコン・タブレットの導入、小学校からの英語教育など、表面的な変化は確かに目覚ましい。でも、その本質は変わっているのだろうか。
そんな中、TSMCの進出はこの状況を根本から見直すきっかけになりそうだ。とりわけ注目したいのは、高等教育機関の動きである。大学が変われば、その影響は初等・中等教育にも自然と及んでいく。出口が変われば、そこに至る道筋も変わってくるはずだ。そこで熊本大学と熊本県立大学に話を聞いてみた。