「ありがとう」と言える場所へ 。「傷つき」から始める関係づくり
こんにちは、のりーです。 2月も半ばに差し掛かり、少し春めいてきましたね。今週もニュースレターを読んでいただき、ありがとうございます!
今週のBookPickでご紹介するのは、「傷つき」にフォーカスした本です。
「仕事に感情は不要」―― こんな言葉を耳にすると、どこか息苦しさを感じませんか? 特に「傷つきました」という言葉は、仕事では禁句のように扱われがち。
でも、その「傷つき」こそが、実は新しい関係性を築くきっかけになるかもしれません。

✨️BookPick:『職場で傷つく リーダーのための「傷つき」から始める組織開発』
「ありがとう」
あなたは最後にいつ、誰からこの言葉を聞きましたか? あるいは、誰かに伝えましたか?
私は今年1月、約10年ぶりに組織に参加しました。フリーランスとして「一人」で過ごす時間が多かった私にとって、再び誰かと協働することは、期待と同時に少しばかりの不安を伴う選択でした。
しかし、その不安はすぐに消え去りました。他者と意見を交わし、刺激を受け、チームの一員として認められる喜び。そんな経験を通じて、「一人」では決して得られない価値を実感するようになったのです。
でも、組織で働くことは、良いことばかりではありません。人間関係の摩擦、意見の衝突、そして時には、言葉にできない「傷つき」を感じることもあります。
そんな時に出会ったのが、この本――『職場で傷つく リーダーのための「傷つき」から始める組織開発』でした。
著者は、私たちが無意識のうちに抱いている「優秀さ」という概念に、大胆な疑問を投げかけます。
「優秀さ」は、誰と、何をするかで変わる
私たちはつい、「あの人は優秀だ」と、学歴やスキルといった目に見えるもので判断しがちです。しかし、本当にそうでしょうか?