他人の経験を自分ごと化するには。たまには気まぐれも役に立つ、という話

小説を読むことが少ない私が、小説を読んで、ほんの少し世界が広がったという話です。
のりー 2023.11.12
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私にとって読書とは、知識・情報を得るためのもの。

ですから、新書、ビジネス書、何かの解説書を読むことが多いです。

ただ書籍がWebや雑誌と違うのは、著者の思考の構造が見えること。

構造を知れば、そこにある「考え方」がわかります。そのため、事例が違っても共通点を見出したり、発展させたりすることができます。著者の思考の構造を読み解き、自分に取り入れる試みをするのが、読書のおもしろいところです。

一方、多くの小説が比重を置いているのは、ストーリーを楽しむことではないでしょうか。

なので、私が小説を読むことは多くありません。

でも、今回は最近読んだ(正確に言うと聞いた)小説の話をします。

【目次】

1️⃣たまには小説を読んでみよう。気まぐれから入り込んだ問題作
2️⃣”多数派である”とはどういうことか
3️⃣少数派は、いつも説明を求められる
4️⃣わからなくてもあきらめないのが、人間


※「書く+αで生きていく。ライターの歩き方」は、横浜出身・天草在住の筆者が地方に移住し未経験からライター業などの複業を営みながら、人生100年時代を楽しく、自分らしく生きるために必要な考え方やスキルアップのヒントなどをお届けしています。

たまには小説を聞いてみよう。気まぐれから入り込んだ問題作

行動制限がなくなって半年。ここのところ外出が増えています。

自宅から目的地まで、車で片道1時間半くらいかかるのはよくあること。その間は両手がふさがるので運転中も楽しめるオーディオブックを愛用しています。

先日も家を出る前に、その日の移動中のおともを探していました。新作のコーナーで目が止まったのは、『正欲』という小説でした。

見慣れない漢字の組み合わせに興味を持ったのもあるし、「映画化された」というコピーも気になりました。

概要を見ると、どうやら性的マイノリティの話のようです。

そのテーマについて、特に思うところはありませんでしたが詳細には「問題作」とありました。

”多数派である”とはどういうことか

結論から言うと、思っていたのとは、まったく違う話でしたね。

詳しくは映画か小説を見てもらえればと思いますが、少なくとも一般的に想像される「同性」か「異性」かみたいな話ではありません。

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  • わからなくてもあきらめないのが、人間

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