「夢は大きい方がいい」本当の理由。マンガに教えてもらったこと

予定がない週末。数日前にメルカリでゲットした『宇宙兄弟』を一気読みしました。

【目次】

1️⃣ストーリーの目新しさとテーマの普遍性
2️⃣あなたはどっち？叶え組と支え組
3️⃣かっこいい大人とは？

※「書く＋αで生きていく。ライターの歩き方」は、横浜出身・天草在住の筆者が地方に移住し未経験からライター業などの複業を営みながら、人生100年時代を楽しく、自分らしく生きるために必要な考え方やスキルアップのヒントなどをお届けしています。

人気作品であることは知っていたものの、百聞は一見にしかずという言葉がふさわしいマンガです。

2008年に連載がはじまった宇宙兄弟は、まだ完結していません。今年は15周年だとか。

それくらい多くの人に愛されているということなのでしょうね。

一気読みした後の「あーおもしろかった！」という高揚感の中にいるのですが、改めてこの作品の何がおもしろいのか？を考えてみました。

・ストーリー：子どもの頃の夢を叶えようとする兄弟とその人間ドラマ

・リアリティ：宇宙飛行士選抜試験や宇宙ステーションの描写がリアル（綿密な取材に基づいている）

・キャラクター：登場人物がみんな特徴的＆人間的

・名ゼリフ：誰もが共感できるセリフがちょいちょい登場

・ギャグ：90年代後半から2000年ひと桁代のネタがちらほら

・読後感：前向きな気持ちになれる

大まかなストーリーは上記のとおりですが、扱っているテーマを細分化するとこんな感じ。

・兄弟愛

・友情

・師弟愛/血のつながりのない人への愛

・迷ったらどうするか

・人にとって大切なことは

まだまだありますが、一言でいうと「普遍的」なんですよね。時間が経っても色褪せないんです。

世の中には、2種類の人がいると思っていて。

1つは、宇宙兄弟のメインキャラのように、自分のやりたいことが明確になっている人。創業経営者・起業家、作家はこちらに入りますね。

もう1つは、自分のやりたいことは明確ではないけれど、人のサポートに喜びを感じる人。宇宙兄弟で言えば、JAXAやNASAの技術チームの人たちやメインキャラの家族。実社会でも、ほとんどの人はこちらになるでしょう。

宇宙兄弟を読んで改めて思ったのは、自分はサポートする側だよなぁということ。地味だけど、次のセリフが刺さりました。主人公のJAXA入社式で、理事長が挨拶したときのシーンです。

こういうことがサラッと言える大人ってかっこいいと思いませんか？

いや、もう大人なんだけど。

一見すると、飛び立つのは宇宙飛行士のようなピカピカの人に限られていると思うかもしれませんが、必ずしもそうではないと思うんですよね。

もっと大きな枠組みで見ることもできます。親と子、先生と生徒。大人と子どもとか。

大きな目標のために、先に生まれた人が、後に生まれた人の発射台になる。

多くの人がそう思えるように、夢は大きい方がいい。

できれば高く、精度高く打ち出せる発射台に。

宇宙兄弟を読んで、そんなことを思いました。ポイントは違っても、読めばきっとおもしろいはず。ぜひぜひ手にとってみてください。

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