「生きのびる」ための働き方デザイン。マンガで学ぶ新しい視点
📝今週のテーマ:もっと、ワクワクするには
こんにちは。のりーです。
「好きなことで生きていく」
そう口にするのは簡単。でも、実際に一歩を踏み出そうとすると、たちまち現実が立ちはだかります。家族の反対、収入の不安定さ、スキル不足への不安。そして何より、「本当にやっていけるのか」という、自分との果てしない対話。
理想と現実の間に架ける橋の設計図は、誰も教えてくれません。
今日はその答えのひとつを見つけた気がする本を紹介したいと思います。意外にも、それは「事務」という地味な切り口から、私たちの働き方を根本から問い直すマンガでした。
✨️Book Pick:『生きのびるための事務』
「事務」で人生を楽しくする?
「事務」と聞くと、経理や書類作成といった地味な作業を想像するかもしれません。でも、このマンガで語られる「事務」は違います。それは、好きなことを続けていくための方法論であり、しなやかに生き抜くための知恵なのです。
マンガならではの親しみやすい展開で、「才能がない」と思い込んでいる人の固定観念を優しく解きほぐしていきます。才能とは「いつまでも楽しく好きなことを続けられること」だという定義は、読者の肩の力を抜いてくれるでしょう。
具体的な「やり方」が見えてくる
本書の特徴は、理念的な話で終わらないところ。たとえば、24時間の使い方を円グラフにして、現在と10年後を比較する演習は私もやってみました。マンガで具体的に描かれる手順が描かれているので、実践しやすいです。
「自己否定はダメ、かといって無理に自己肯定もしなくていい」という著者の主張も、登場人物のやり取りを通じて自然と理解できます。問題があるのは「自分」ではなく「やり方」だという視点は、仕事で行き詰まりを感じている人の目からウロコでしょう。
さらに、本書では法人化や事業運営についても、運慶快慶から現代アーティストまで、具体例を交えながらマンガで分かりやすく解説。創造的な活動と組織運営の両立について、実践的なヒントが得られます。
新しい年の道しるべとして
この本の最大の魅力は、「事務は冒険のための道具である」という新しい視点です。安定を求めすぎて人生が退屈になっていませんか?事務的な方法を味方につけることで、もっとワクワクする人生が待っているかもしれません。
自己啓発、マーケティング、業務効率化、キャリア設計...さまざまな要素が詰まった本書ですが、マンガという形式のおかげで、複雑な考え方も無理なく理解できます。「できることだけやればいい」という著者の言葉は、肩の力を抜いて一歩を踏み出すきっかけを与えてくれるでしょう。
毎年の目標設定に疲れ気味の人も、夢と現実の狭間で悩んでいる人も、このマンガを読めば、きっと新しい視点が見えてくるはずです。「やりたいこと」と「生きのびること」のバランスを考え直したい人に、新年の一冊としておすすめします。
💪リデザインのためのアクション
1️⃣24時間円グラフを描いてみよう
今の生活と理想の生活を円グラフで可視化してみましょう。意外な発見があるはずです。|所要時間:30分
2️⃣「できること」リストを作ろう
「すべき」ではなく「できる」ことをリストアップ。小さなことから始めましょう。|所要時間:15分
3️⃣日常の「事務作業」を見直そう
毎日の作業を「退屈な義務」ではなく「冒険のための道具」として捉え直してみましょう。|所要時間:20分
🎯次回予告
「人生の大きな転換って、どう準備すればいいの?」
次回は、航空会社を退職して地方移住・就農を実現した筒井洋充のリアルなストーリーをお届けします。
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退職までの期間をどう使うか
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農業(新しいこと)の基礎知識をどう学ぶか
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地方移住の具体的な準備プロセス、
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不安との向き合い方
まで。2月は春から大きな一歩を踏み出す準備と計画の月。来週はそんなテーマぴったりの、実践的なリデザインのヒントをご紹介します。お楽しみに!
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