「文章を書くのが好き」だから、ライターに向いてる?

新卒でライターになりたい大学生の質問に、まずは就職することを勧めました。期待しない答えをしたのはわかっています。しかし、そこには理由がありました。文章を書くのが好きなことは、ライターになるための必須要件と言えるのでしょうか?
のりー 2023.04.09
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以前、ライターを志す大学生からこんな質問をされたことがあります。

「文章を書くのが好きです。大学卒業後はライターになりたいと思っています。未経験からライターになったとのことですが、月10万円を稼げるようになるまでどのくらいかかりましたか?また、どうすれば早くそこに到達できますか?」

これに対して、私は「まずは、就職をおすすめします」と答えました。

期待しない答えだということは、わかっていました。けれども、あえてそのように答えたのにはわけがあります。

今週は「文章を書くのが好き」なことは、ライターになるための必須要件なのか?という話をしてみます。

ライターは「好きなこと」を書けない

書くことが好きなことは、ライターにとって実はそれほど重要ではない、と私は思っています。

好きこそものの上手なれという言葉があるように、好きな方が上達しやすいことはたしかです。どんなことにも、うまくいかないことはあります。そんなとき、書くことが好きな人の方が頑張れるでしょう。

しかし、文章を書くのが好きだからライターになりたいという考え方には、危うさも感じます。

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続きは、2489文字あります。
  • ライターは社会人経験がある方が有利
  • 「雇われる力」はかなり大事
  • 人には3つのタイプがある

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